歯茎の痛みは放置厳禁!
考えられる原因と専門的な治療法を徹底解説
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「歯を磨くと血が出る」「歯茎が腫れてズキズキ痛む」「奥歯の歯茎に違和感がある」 このような歯茎のトラブルに悩まれてはいませんか。
多くの方が経験する症状であるため、つい「そのうち治るだろう」と軽視してしまいがちですが、その痛みや腫れは、あなたの身体が発している危険信号かもしれません。
歯茎の痛みは、歯周病をはじめとする口腔内の疾患が原因であるケースがほとんどです。
放置すれば症状が悪化し、最悪の場合、大切な歯を失うことにも繋がります。
さらに近年の研究では、歯周病菌が全身の健康にも悪影響を及ぼすことが明らかになっています。
この記事では、歯茎が痛む原因からご自身でできる症状のチェック、そして歯科医院で行われる専門的な治療法までを詳しく解説します。
この記事を最後まで読めば、痛みの原因についての理解が深まり、適切な対処法と信頼できる歯科医院を見つけるための一歩を踏み出せるはずです。
新横浜で歯茎の痛みにお悩みの方は、ぜひご一読ください。
目次
01.歯茎の痛み・腫れ・出血…そのサイン、見逃していませんか?
02.歯茎が痛む主な原因とは?(歯周病・親知らず・根尖性歯周炎など)
03.【症状別】今すぐできる歯茎の痛みのセルフチェック
04.なぜ歯茎の痛みの治療で新横浜エス歯科クリニックが選ばれるのか
05.専門医による精密診断から治療、メンテナンスまでの流れ
06.歯茎の痛みに関するよくあるご質問
歯茎の痛み・腫れ・出血…そのサイン、見逃していませんか?
歯茎の痛みや腫れ、出血は、口腔内の健康状態を示す重要なバロメーターです。
これらの症状は、歯茎に炎症が起きていることを示すサインであり、その背景には様々な原因が隠されています。
痛みの性質によっても、原因をある程度推測することができます。
例えば、歯ブラシが触れた時などに一時的に「キーン」と感じるシャープな痛みは、知覚過敏などで見られる反応です。
一方で、「ズキズキ」と脈打つような持続的な痛みは、歯の神経(歯髄)や歯の根の周囲で強い炎症が起きている可能性を示唆する、より深刻なサインです。
特に、歯茎の「腫れ」やブラッシング時の「出血」は、歯周病の典型的な初期症状です。
炎症によって歯茎の毛細血管がもろくなり、わずかな刺激で出血しやすくなっている状態です。
これらのサインを「たいしたことはない」と見過ごしてしまうと、病状は静かに進行していきます。
そして、気づいた時には治療が困難な状態になっていることも少なくありません。
さらに、口腔内の問題は口の中だけに留まりません。
歯周病による慢性的な炎症は、細菌そのものや炎症によって生じる物質を血流に乗せて全身に運び、心血管疾患(心筋梗塞・脳梗塞)、糖尿病の悪化、誤嚥性肺炎、妊娠トラブル(早産・低体重児出産)など、様々な全身疾患のリスクを高めることが科学的に証明されています。
歯茎からのサインを見逃さず、早期に対処することが、お口と全身の健康を守る上で極めて重要です。
歯茎が痛む主な原因とは?(歯周病・親知らず・根尖性歯周炎など)
歯茎の痛みを引き起こす原因は一つではありません。
最も一般的な原因は歯周病ですが、それ以外にも様々な可能性が考えられます。
ここでは代表的な原因を解説します。
歯周病
歯周病は、歯と歯茎の境目に付着したプラーク(歯垢)に含まれる細菌が原因で引き起こされる炎症性疾患です。
日本の成人の約8割が罹患している、あるいはその予備軍であると言われています。
歯肉炎
歯周病の初期段階になります。
歯茎が赤く腫れたり、歯磨きの時に出血したりしますが、痛みはまだ感じないことが多いです。
歯周炎
歯肉炎が進行し、炎症が歯を支える骨(歯槽骨)にまで及んだ状態です。
歯と歯茎の間の溝(歯周ポケット)が深くなり、歯茎が腫れて痛んだり、膿が出たりします。
さらに進行すると骨が溶けて歯がグラグラになり、最終的には歯が抜け落ちてしまいます。
親知らず(智歯周囲炎)
親知らずは最も奥に生える歯で、斜めや横向きに生えてくることが少なくありません。
そのため、歯の一部が歯茎に埋まったままになり、歯と歯茎の間に深い溝ができてしまいます。
この溝に汚れが溜まり、細菌が繁殖して炎症を起こすと、「智歯周囲炎」となり、奥歯の歯茎が強く痛んだり、腫れたりします。
重症化すると口が開きにくくなる(開口障害)こともあります。
根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)
過去に治療した歯の神経が死んでしまったり、根管治療が不十分だったりした場合に、歯の根の先端(根尖)に細菌が感染して炎症が起きる病気です。
根の先に膿の袋(根尖病巣)ができ、歯茎が腫れて痛んだり、「おでき」のようなもの(フィステル)ができて膿が出たりします。
普段は症状がなくても、体調不良時などに急に痛み出すこともあります。
「噛むと痛い」「歯が浮いたような感じがする」といった症状も特徴的です。
歯ぎしり・食いしばり(咬合性外傷)
睡眠中や日中に無意識に行われる強い噛みしめは、歯そのものだけでなく、歯を支える歯根膜や歯茎にも過度な負担をかけ、炎症を引き起こして痛みの原因となることがあります。
特定の歯だけに強い力がかかることで、その周囲の歯茎が痛むケースです。
その他の原因
口内炎
白くえぐれたような潰瘍ができ、触れると強く痛みます。
歯の破折やヒビ
歯の根にヒビが入ると、そこから細菌が侵入し歯茎が腫れて痛むことがあります。
不適合な被せ物・詰め物
被せ物や詰め物の縁に段差があると、そこにプラークが溜まりやすくなり、歯茎の炎症を引き起こします。
ストレスや疲労
過度なストレスや疲労は体の免疫力を低下させ、普段は抑えられている歯茎の炎症が急性化し、痛みや腫れとして現れやすくなります。
【症状別】今すぐできる歯茎の痛みのセルフチェック
ご自身の症状がどの原因に近いか、セルフチェックで確認してみましょう。
ただし、これはあくまで目安であり、正確な診断には歯科医師による診察が不可欠です。
パターン1:軽度の違和感・出血
・歯磨きをすると歯ブラシに血が付く
・歯茎が時々むずがゆい、または赤っぽく感じる
・強い痛みはないが、歯茎が少し腫れぼったい感じがする
・口臭が気になるようになった
→【歯周病(初期)の可能性】
この段階は歯肉炎の可能性が高いです。
まだ骨の破壊には至っていませんが、放置すれば歯周炎へと進行します。
日々のセルフケアを見直し、一度歯科医院で専門的なクリーニングを受けることを強くお勧めします。
パターン2:明らかな痛み・腫れ・膿
・歯茎が赤くパンパンに腫れている
・何もしなくてもズキズキと痛む
・歯茎を押すと白い膿のようなものが出る
・歯が以前より長くなったように見える、またはグラグラする
→【歯周病(中等度〜重度)の可能性】
炎症が歯を支える骨にまで達している歯周炎のサインです。
セルフケアだけで改善することは困難であり、専門的な治療が急務です。
放置すれば歯を失うリスクが非常に高い状態です。
パターン3:奥歯周辺の強い痛み
・一番奥の歯の周りの歯茎が腫れて痛い
・食べ物のかすが挟まりやすい
・症状がひどくなると、口が開きにくくなる
・疲れたり、体調を崩したりすると繰り返し腫れる
→【親知らず(智歯周囲炎)の可能性】
親知らずが原因で炎症を起こしている可能性が高いです。炎症が顎全体に広がると重篤な状態になることもあります。
早急に歯科医師に相談し、適切な処置を受ける必要があります。
パターン4:特定の歯の根元の腫れ
・特定の歯の根元あたりの歯茎が、ぷくっと丸く腫れている
・その歯で噛むと響くように痛い
・以前、その歯に強い痛みを感じたことがある
・歯茎にできた「おでき」のようなものから膿が出ることがある
→【根尖性歯周炎の可能性】
歯の根の先に膿が溜まっているサインです。
体の免疫力が落ちると急性化し、激しい痛みや顔の腫れを引き起こすことがあります。
原因となっている歯の根の治療(精密根管治療)が必要です。
なぜ歯茎の痛みの治療で新横浜エス歯科クリニックが選ばれるのか
歯茎の痛みの治療において最も重要なことは、その場しのぎの対症療法ではなく、痛みの根本原因を正確に突き止め、再発を防ぐための的確な治療を行うことです。
新横浜エス歯科クリニックでは、患者様の大切な歯を長期的に守るため、以下の3つの強みを基盤とした治療を提供しています。
1. 原因を可視化する「精密な診断力」
歯茎の痛みの原因は、歯の表面を見ただけでは分かりません。
特に歯周病や根尖性歯周炎は、歯茎の下に隠れた歯の根や、それを支える顎の骨で起きています。
当院では、歯科用CTを用いて顎の骨の状態を三次元的に詳細に把握します。
これにより、レントゲンだけでは分からない骨の吸収度合いや、根の先の病巣の大きさ・広がりを正確に診断でき、治療計画の精度を飛躍的に向上させます。
さらに、カールツァイス社製マイクロスコープを活用し、肉眼の最大20倍まで拡大した視野で診査・治療を行います。
これにより、微細な歯石の取り残しや、歯のヒビといった痛みの原因を見逃さず、より確実な治療を実現します。
2. 歯を長期的に守る「専門性の高い治療技術」
当院は「抜かない・削らない」治療を基本理念とし、患者様ご自身の歯を可能な限り保存することを最優先に考えています。
歯周病が進行し、一般的には抜歯と診断されるようなケースでも、歯周組織再生療法などの高度な専門技術を駆使し、歯を残す可能性を追求します。
また、当院のドクターは、インプラント治療やマイクロスコープを用いた精密根管治療など、口腔外科分野においても深い知見と豊富な経験を有しています。
一つの症状だけを診るのではなく、噛み合わせや他の歯との関係性など、お口全体を一つの単位として捉えた包括的な視点から、長期的にお口の健康を維持するための最適な治療を提供します。
3. 安心して治療に専念できる「快適で安全な環境」
歯科治療に対して不安や恐怖心をお持ちの方にもリラックスしていただけるよう、当院の診療室は全室完全個室です。
プライバシーが完全に守られた空間で、周囲を気にすることなく、お悩みをご相談いただけます。
また、患者様の安全を徹底するため、衛生管理にも一切の妥協を許しません。
世界で最も厳しいとされるヨーロッパ基準クラスBをクリアした滅菌システムを導入し、治療器具は患者様ごとに完璧に滅菌されたものを使用しています。
新横浜駅から徒歩2~3分という利便性の高い立地に加え、土日も診療を行っているため、お仕事で忙しいビジネスパーソンの方でも、ご自身のペースで治療を続けていただくことが可能です。
専門医による精密診断から治療、メンテナンスまでの流れ
新横浜エス歯科クリニックでは、科学的根拠に基づいた体系的なプロセスで歯茎の痛みの治療を進めます。
STEP1:カウンセリングと精密検査
まず、患者様のお悩みや症状、治療に対するご希望を詳しくお伺いします。
その後、口腔内診査、歯周ポケット検査に加え、必要に応じて歯科用CT撮影などを行い、痛みの根本原因を特定するためのデータを多角的に収集します。
STEP2:治療計画の立案とご説明
精密検査の結果を基に、現在の口腔内の状態をモニターや資料を用いて分かりやすくご説明します。
そして、歯周病の進行度や原因に合わせて、保険診療・自由診療を含めた複数の治療選択肢を提示します。
それぞれの治療法のメリット・デメリット、期間、費用についても詳しくご説明し、患者様にご納得いただいた上で、最適な治療計画を共に決定します。
STEP3:専門的な歯周基本治療
治療の基本は、原因であるプラークと歯石の徹底的な除去です。
専門の訓練を受けた歯科衛生士が、スケーラーと呼ばれる専用の器具を用いて、歯の表面や歯周ポケットの奥深くに付着した歯石を丁寧に取り除きます(スケーリング・ルートプレーニング)。
また、再発を防ぐためにはセルフケアが不可欠であるため、患者様一人ひとりのお口の状態に合わせた効果的なブラッシング方法の指導も行います。
STEP4:(必要に応じて)歯周外科治療・再生療法
歯周基本治療を行っても改善が見られない深い歯周ポケットが残っている場合には、歯周外科治療を行います。
これは、歯茎を外科的に開いて、根の深い部分にこびりついた歯石を直接目で見て取り除く、より確実性の高い治療法です(フラップ手術)。
また、条件が合えば、失われた骨を再生させる歯周組織再生療法も行い、歯の寿命を延ばすことを目指します。
STEP5:再評価とメンテナンス
一連の治療が終了した後、再度検査を行い、歯茎の状態が改善したことを確認します。
しかし、治療が終わっても油断は禁物です。
歯周病は再発しやすい病気であるため、健康な状態を維持するためには、定期的なメンテナンスが不可欠です。
3~6ヶ月に一度のプロフェッショナルケア(PMTC)で、セルフケアでは落としきれない汚れを徹底的に除去し、お口の健康を長期的にサポートします。
歯茎の痛みに関するよくあるご質問
Q1. 歯茎が痛いのですが、すぐに歯医者に行くべきですか?
A1. はい、できるだけ早く受診してください。
歯茎の痛みは、何らかの異常が発生しているサインです。
放置すると症状が悪化し、治療がより複雑になる可能性があります。
特に「ズキズキと強く痛む」「顔が腫れてきた」といった場合は、緊急性が高い状態ですので、速やかにご連絡ください。
Q2. 歯周病の治療は痛いですか?
A2. 治療中に痛みを感じることがないよう、必要に応じて麻酔を使用しますのでご安心ください。
当院では、麻酔注射の痛みを軽減するため、表面麻酔や極細の注射針を使用するなど、無痛治療にも配慮しています。
Q3. 歯周病は完全に治りますか?
A3. 歯周病は、一度溶けてしまった骨を完全に元に戻すことは難しいですが、進行を食い止め、健康な状態を維持することは十分に可能です。
そのためには、歯科医院での専門的な治療と、その後のご自宅でのセルフケア、そして定期的なメンテナンスが非常に重要になります。
Q4. 治療期間と費用はどのくらいかかりますか?
A4. 治療期間と費用は、歯周病の進行度や治療内容によって大きく異なります。
初期の歯肉炎であれば数回の通院で改善しますが、重度の歯周炎や外科処置が必要な場合は、数ヶ月単位の期間と、内容に応じた費用が必要となります。
初診のカウンセリング時に、詳細な見積もりと治療計画をご提示しますので、ご安心ください。
Q5. 歯磨きで血が出るだけなのですが、受診した方が良いですか?
A5. はい、受診をお勧めします。
出血は歯肉炎の最も一般的なサインであり、歯周病の始まりです。
この段階で適切なケアを行えば、健康な歯茎を取り戻すことができます。
痛みがないからと放置せず、お早めにご相談ください。
Q6. 歯茎の痛みに市販の痛み止めは効きますか?
A6. 市販の鎮痛剤で一時的に痛みを和らげることは可能です。
しかし、これは対症療法に過ぎず、原因そのものが治ったわけではありません。
薬に頼っている間に病状が進行してしまう恐れがあるため、あくまで応急処置と考え、必ず歯科医院を受診してください。
Q7. 親知らずが原因の場合、必ず抜かないといけませんか?
A7. 必ずしも全ての親知らずを抜く必要はありません。
まっすぐに生えており、清掃が問題なく行える場合は、抜かずに残すこともあります。
しかし、繰り返し炎症を起こしたり、隣の歯に悪影響を及ぼしたりしている場合は、抜歯が推奨されます。
CT撮影などで正確な状態を診断した上で、最適な方針を決定します。
Q8. ストレスで歯茎が痛くなることはありますか?
A8. はい、大いに関係します。
過度なストレスや疲労は体の免疫力を低下させます。
それにより、普段は症状が出ていない軽度の歯周病が悪化したり、歯ぎしり・食いしばりを引き起こして歯茎に負担がかかったりすることで、痛みや腫れとして現れることがあります。
Q9. 治療後、再発しないためにはどうすれば良いですか?
A9. ご自宅での毎日の正しいブラッシング(セルフケア)と、歯科医院での定期的なプロフェッショナルケア(メンテナンス)が最も重要です。
当院では、患者様一人ひとりに合ったケア方法を指導し、治療後も二人三脚でお口の健康を守るサポートを続けていきます。
Q10. 歯周病治療で、保険診療と自由診療では何が違いますか?
A10. 保険診療は、国が定めた最低限の機能回復を目的とした基本的な治療(歯石除去など)が中心となります。
一方、自由診療では、材料や技術に制限がないため、歯周組織再生療法のようなより高度で先進的な治療法を選択することが可能です。
当院では、それぞれのメリット・デメリットを丁寧にご説明し、患者様のご希望に沿った治療法をご提案します。
Q11. 新横浜駅からクリニックまでどのくらいですか?
A11. JR・横浜市営地下鉄「新横浜駅」から徒歩2~3分、新横浜プリンスペペの3階にございます。
駅からのアクセスも良く、通院に非常に便利です。
Q12. 予約はどのようにすれば良いですか?
A12. お電話でのご予約のほか、当院のウェブサイトから初診専用のWEB予約が可能です。
痛みがある、急いで診てほしいといった場合も、まずはお電話にてお気軽にご相談ください。
